スイーツ大好き将軍、徳川家茂が好きだったお菓子たちを紹介

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徳川家茂ってどんな将軍?

  

代々の徳川将軍の中でもスイーツが大好きなことで知られる徳川家茂をご存じでしょうか。将軍となったのは13歳のときで、一橋慶喜(後の15代将軍徳川慶喜)と将軍継承をめぐる争いの中、大老の井伊の推挙により徳川家茂が継嗣となりました。

  

時代は激動と呼ばれる幕末で、「尊王攘夷」「尊王倒幕」といった世論の高まりや、イギリス公使館焼き討ち、生麦事件、長州藩による外国船への砲撃などで外国から莫大な賠償を求められるなど、問題が次から次へとやってきた時代の将軍でした。

  

13歳で将軍となり、21歳で脚気で亡くなるまでストレスのたまる毎日だっただろうなと考えると甘いものが食べたくなるのも頷けます。

そんな甘いものが大好きなスイーツ将軍家茂の好きだったお菓子をご紹介します。

      


くらわんか餅

   

文久3年2月に家茂は上洛しますが、これは徳川3代将軍 家光以来約230年ぶりのことでした。家茂は生涯で3回上洛しますが、その上洛途中で各地から献上されたお菓子などを食べていたといわれています。

  

京都伏見と大坂の間は淀川を通る三十石船とよばれる船が行き来しており、旅人はこれに乗って移動していました。枚方のあたりで旅客船に小舟が近づき「酒くらわんか、餅食らわんか」といって半ば強引に売りつけるという手法で多くの旅人がくらわんか餅を食べたそうです。上りで12時間、下りでも6時間かかる船旅だったようでお腹が空いたときには嬉しいサービスかもしれません。

    

江戸時代の初めから「くらわんか舟」と「くらわんか餅」は枚方の名物として知られ、家茂にも献上されたといわれています。

   

      


創業1829年・本間屋の柚餅子(ゆべし)

      

こちらの柚餅子は柚子ともち米、蜜を混ぜ合わせて蒸したもので、家茂にも長岡藩主(新潟県)にも献上され、家茂からはお墨付きを貰っているという伝統の和菓子です。

  

  

長岡藩からは家紋の使用許可と御用菓子にも任命されたお菓子で、生の柚子を使用しているため、柚子の芳醇な香が広がり、食感はモチモチとしていて美味しい柚餅子です。

  

まだ若い将軍がこの柚餅子を食べていた時間はほっとできる時間だったのかな?と想像しながら食べると感慨深いものがあります。

  

スイーツ将軍家茂がお墨付きを与えるほど美味しかった柚餅子は保存料や着色料無添加で安全安心のお菓子です。