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本堂に入るとまず「びんずる尊者」の座像があり(撮影禁止となっています)、体の悪い部位をなでると病気が治るという信仰があるため、今まで何百年と全国の人達からなでられた「びんづる」さんがつるつるになってお出迎えしてくれます。
さっそくあちらこちらをなでてきましたから、さらにつるつる美肌になっているはずです。つづいて、本堂の奥にお戒壇巡りがあります。階段をゆっくり下りていきますが、真っ暗な通路で何も見えません。極楽の錠前に触ることで絶対秘仏の御本尊と結縁ができ、極楽往生ができるといわれています。
真っ暗の中で他の方の話声も聞こえてきて「ここにあるー」というヒントを下さる方もいて助かることがあります。善光寺に参拝の際はこの暗闇を体験してみるのもいろいろ楽しいことがあると思います。
善光寺には現在39の宿坊があり、写経体験(願い事を書いて善光寺に奉納)、精進料理や宿坊料理が楽しめます。「一生に一度は善光寺参り」の際は宿坊に泊まり参拝するというのも思い出に残っていいと思います。
善光寺の創建は皇極天皇元年(642年)と伝えられ、現在の本堂は1701年に再建されたもので、高さ27m、横が23.7m、奥行きが52.8m余の木造建築で国宝に指定されています。
インドの長者、月蓋(がっかい)は大金持ちでしたが、不信心者でした。しかし一人娘である如是姫(にょぜひめ)が病になると困り果てた月蓋はお釈迦様に今までの不信心を悔いて祈り続けました。
すると不思議なことに如是姫の容態は良くなり全快したのでした。月蓋は一人娘の命を救った阿弥陀如来を一光三尊仏として祀ります。
その仏像が中国、百済を経て仏教とともに日本にもたらされたといわれています。
しかし、欽明天皇十三年(552年)日本に仏像と経がもたらされ仏寺をつくり大切に安置しましたが、国内で病が大流行したために、国神の怒りを恐れた物部氏によって阿弥陀仏は難波の堀江に投げ沈められてしまいました。
推古天皇八年(600年)信濃国の里(現飯田市)の本田善光(月蓋の生まれ変わりとされています)が信濃国司に同行して都にいました。都からの帰り道で難波の堀江を通った際に水の中に光るものがあったのでみると「お前は月蓋の生まれ変わりである、故にお前と共にある」との阿弥陀如来のお告げに従い善光は故郷の信濃に連れて帰りました。
しかし、善光は貧しかったので三尊仏を臼の上にのせて祀っていたといわれています。
645年 善光の子である善佐がいきなり亡くなってしまい、嘆き悲しんだ善光は阿弥陀三尊像にすがります。善佐はおかげでこの世に戻ることができましたが、あの世で前世の悪行によって皇極天皇が苦しんでいるのを見てこの世に戻せるように三尊像に願ったところ、天皇もこの世に戻ることができました。
この世に戻れることになった皇極天皇は大変喜び、勅命により現在ある長野善光寺にお堂を建て三尊像の阿弥陀如来を安置して、善光の名前から善光寺と号しました。
1178年 絶対秘仏とされる善光寺の御本尊は、善光寺が火事になりこのときに仏像が消失した、もしくは原形をとどめていないために公開されないといった説もあります。
1195年 善光寺の三尊像の模造が鋳造されます。
そんな御本尊の御身代わりとして、鎌倉時代に前立本尊(まえだちほんぞん)が造られ、七年に一度の御開帳のとき、その如来様の手に結ばれた糸が回向柱に結ばれ、その回向柱に触ると前立本尊に触れるのと同じ御利益を得られるとして全国からたくさんの人が集まり、例年よりものすごく賑わいのある寺院となります。
善光寺 山門
↓ こちらが有名な5羽の鳩、牛がいるという「善光寺」の額です。「善」の文字全体が牛の顔にみえるといわれています。*牛に引かれて善光寺参りの通り牛に縁があります。
*牛に引かれて善光寺参り
とある不信心な老婆が川で白布を洗濯をしていると、牛が角でその白布をさらい、追いかけた老婆が善光寺までたどり着いたそうです。疲れた老婆は眠ってしまい、夢の中で如来様が老婆の不信心と強欲さについて諭します。
その後老婆は牛は如来様の化身だったということに気が付き、不信心を反省し信心深くなったという伝説があります。
インドの長者、月蓋と同じく善光寺には不信心な者が改心して信心深くなるという共通の伝説があるようです。
仁王門
↓ 高村光雲と弟子の米原雲海の合作といわれ迫力のあるお顔をしています。この力強さはパワーが上がりそうです。
善光寺は一度でもお参りすると極楽往生ができるというパワースポットだよ
なんとありがたい
江戸時代から、一生に一度は善光寺参りといわれてきたもんね
何回も行っていて覚えていないくらい・・
きっと来世と現世で御利益があるよ~
いろいろと楽しいお戒壇巡りを体験したり、御利益をいただきに一生に一度の善光寺参りをしてみてはいかがでしょうか。